特別講演

創造的復興を超えて「不可能」を「可能」に

蒲島 郁夫氏

蒲島県政は2008年4月に始まり、財政危機など、当初から難題に直面してきた。さらに、2016年4月には震度7の熊本地震、4年後には球磨川流域の大氾濫による豪雨災害に見舞われた。しかし、それらの大災害を乗り越え、熊本は創造的復興を着実に進めている。現在、世界最大手のTSMCが進出し、半導体産業の集積など熊本は世界の注目の的となっている。「逆境の中にこそ夢がある」という政治理念のもと4期16年の熊本県政の軌跡を分析する。

講師紹介

東京大学名誉教授/前熊本県知事

蒲島 郁夫(かばしま いくお)氏

昭和40年
熊本県立鹿本高校卒業後、地元農協に勤務
昭和43年
農業研修生として渡米
昭和49年
米国ネブラスカ大学農学部卒業
昭和54年
ハーバード大学大学院修了(政治経済学博士)
平成9年
筑波大学教授を経て東京大学法学部教授に就任
平成20年
熊本県知事就任(4期16年就任)
令和6年
東京大学先端科学技術研究センター フェロー
  • 閉じる